芦原会館勝浦支部の 25年 10/12 の稽古内容です。
10月に入っていますが、まだまだ暑いです。
この日も、冷房完備での稽古でした。
稽古メニューの詳細を記載します。
①柔軟
稽古の一番最初は柔軟運動(ストレッチ)です。
関節の可動域を増やすことで、ケガ防止と技術向上に繋がります。
結構入念に行っていますので、10分程度は時間を取ります。
②基本稽古
基本稽古の内容です。
【突き】
(右三戦立ちから)
正拳中段突き、正拳上段突き、正面アゴ内、裏拳顔面打ち、左右顔面打ち、脾臓打ち、回し打ち
(騎馬立ちから)
下突き、ヒジ打ち
【受け】
上段受け、中段外受け、内受け、内受け下段払い、下段払い
【蹴り】
前蹴上げ、ヒザ蹴り、金的蹴り、前蹴り、回し蹴り、横蹴上げ、横蹴り
【突き】
円形逆突き
フルコンタクト空手の打撃技のパワーの源は、腰の使い方です。
基本稽古では、空手用・打撃用の腰の使い方を習得できます。
③移動稽古・シャドー稽古
移動稽古のメニューです。
【移動稽古】
・前屈立ちからの
追い突き、逆突き
・蹴りの構えからの
前蹴上げ、前蹴り、回し蹴り
・騎馬立ちからの
前回り鉄槌→前回り鉄槌→後ろ回り鉄槌
・組手構えからの
ジグザグランニングステップ→ローキック
ジグザグランニングステップ→ローキックは、以下の芦原英幸先生の動画を参考にしています。
達人の理想の動きです。
シャドー稽古は、10/5 総本部審査会 の館長指導を受けてのメニューとしました。
テーマは、
当日の具体的な稽古内容としては、
・相手の右前蹴りに対して
ステップバック → 左手外受け → ①のポジショニング+左手(片手)で相手肩口を崩す → (サイドから)右回し蹴り
・相手の左前蹴りに対して
ステップバック → 左手下段払い → ②のポジショニング+右手(片手)で相手肩口を崩す → (サイドから)左回し蹴り
④ミット稽古
・ヒジ打ち・・・ショートの間合いから単発で顔面想定で狙います。
・ヒザ蹴り・・・回すヒザ蹴り。ミット表面を蹴るのではなく、持ち手の体の中心を目掛けて蹴ります。
・ローキック・・・色々蹴り方ありますが、今回は通常の組手構えからのローとしました。
・パンチ・・・左ストレート→右ストレート→左フック のコンビネーションとしました。
⑤約束組手
シャドー稽古と同じ内容で人を付けて、稽古しました。
回し蹴りは、ミドルの間合い想定です。
・相手の右前蹴りに対して
ステップバック → 左手外受け → ①のポジショニング+左手(片手)で相手肩口を崩す → (サイドから)右回し蹴り
・相手の左前蹴りに対して
ステップバック → 左手下段払い → ②のポジショニング+右手(片手)で相手肩口を崩す → (サイドから)左回し蹴り
組手の型1/2では、ショートの間合い想定のため、ポジショニングと同時に距離を詰めて両手で崩して、巻き込み投げ、もしくは、ヒザ蹴りを入れます。
対して、ミドルの間合いを想定しているのは、組手の型3/4です。
本日の約束組手は、挙動として、組手の型3/4ほど複雑ではなく、シンプルな稽古内容に見えますが、スムーズに動くには、以下内容を習得する必要があります。
・サイドから回し蹴りが蹴れるポジションがどこか
・そのためには前蹴りを崩す時にどの程度ステップバックするか
・ステップバックする位置を決めるためには相手の前蹴りの攻撃範囲がどこまでか見切る
主に有効なポジション・間合いを習得するための稽古としましたが、実際に使うには各挙動の「タイミング」も重要な要素です。
⑥サバキ・組手
本日の参加者:計6名で、1周しました。
1人当たり5ラウンドの対戦でした。
時間は30秒/1ラウンドです。
黒帯はサバキをします、色帯は攻撃メインで黒帯から攻撃を受けることはないです。
レベルに応じた安全な稽古内容としています。
⑦補強
全体稽古の最後には、補強として、以下の筋トレも実施しました。
・腕立て伏せ(拳立てでもOK)
・腹筋(レッグレイズ=足を上げる腹筋運動)
⑧自主トレ
全体稽古終了後の30分間は、自主トレ時間を設けています。
希望者を集めて、組手・サバキの稽古をしています。
参加者は、黒帯:2名、黒帯(2段):1名 の計3名でした。
合計4ラウンド、30秒/ラウンドとしました。
自主トレ内容は、組手・サバキ外の稽古でも、もちろんOKです。
自分が不足していると感じた内容でもいいし、補強・筋トレでもOK、指導員に質問しての個別稽古も可能です。
参加者の皆さん、お疲れ様でした!
